季節はようやく秋めいてきた。
でも、まだアウターを着るには少し早い。
かといって、普通のシャツにはもう飽きた。
そんな時期に、結局いつも手に取ってしまうのがこういうシャツジャケット。
カットソーの上からパッと羽織るだけで決まるし、もう少し寒くなればコートの下にも着られる。
インナーにハイゲージのニットを合わせてもいいだろう。
こういう、シャツなのかジャケットなのか曖昧な服は、なんだかんだ使いやすい。
シャツほど薄くはない。
でも、ジャケットと呼ぶには少し軽い。
やっぱり、ちょうどその間。
味のある素材感に、パッと見では気づかないくらいに霞んだウインドーペン柄。
色味も渋い2色をチョイス。
それぞれに良さがある。
シルエットはYOKO SAKAMOTOらしい、身幅をたっぷり取ったボックス型。
ガバッと羽織れる。
フロントには3つのポケット。
さらに右胸の裏側には内ポケットも付いている。
こういうのは何気に嬉しい。
袖口にはあえてカフスも装飾もない。
今くらいの季節なら、クルクルと無造作に捲って着ればいい。
素材の印象がコットン寄りなので、パンツはウールのトラウザーズでもいいし、もちろんデニムでもいい。
今年ならコーデュロイも良さそうだ。
何を合わせるか、あまり難しく考えなくていい。
結局、こういう服が一番よく着るんだと思う。
この生地がすごく興味深い。
経糸にはコットン×リネンの混紡糸。
緯糸にはコットン×リネンの混紡糸と、シルクの落綿ネップ糸を使っている。
……と説明されたところで、何のことやらよく分からないと思う。
要するに、コットン、リネン、シルクという性格の違う3つの素材を組み合わせて、それを両面起毛のフランネルに仕上げている。
コットン100%のフランネルなら、古着屋でもよく見る。
乾燥機にかけまくって、毛玉だらけになって、カピカピになったあれ。
これは、まったく別物。
シルクがいい仕事をしている。
触ってみると、少しヌメリのある独特のタッチ。
表面には細かなネップが浮かんでいて、これもシルクによるところが大きい。
そして、もうひとつ面白いのが柄。
手作業で絣染めを施した糸を使って格子を描いているのだけど、糸そのものに濃淡があるから、ペーンがところどころ霞んで見える。
くっきりとしたチェックではない。
見えるような、消えるような。
少し日本的な空気も感じるけれど、それほどあざとくない。
いわゆる「和洋折衷」みたいな押しつけがましさがないのもいい。
このあたりのバランスは、実は意外と難しい。
| SIZE | 身幅 | 着丈 | 肩幅 | 袖丈 |
|---|---|---|---|---|
| S | 74 | 67 | 52 | 56 |
| M | 77.5 | 70 | 54 | 57.5 |
表示単位:cm / 平置き採寸



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YOKO SAKAMOTO | WORK SHIRT "brushed flannel" | BLACK (26AW)
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